「RO水の採水地・原水が知りたい」

「RO水が不純物を含まない純粋に近い水だということは知っているけど、採水地・水源がどこなのか確認しておきたい」と考える方は多いようです。

RO水は、ほとんどの不純物をろ過しているのであまり採水地や水源を気にする必要はないのですが、自分が飲む水の原水がどこのものかを知りたいと思う気持ちはよくわかります。

RO水の原水について調べてみました。

ウォーターサーバーのRO水は水道水から作られているのか?

いろいろなメーカーのウォーターサーバーがありますが、多くのメーカーでは天然水とRO水の両方の水を取り扱っています。

天然水は、日本各地で採水された自然の水だということはよくわかります。

それでは、ウォーターサーバーで利用されているRO水は水道水から作られているのでしょうか?

RO水の原水は?

RO水の原水については特別表示しなければならない規定はありません。

ですのでRO水の原水についてあまり積極的に広報していないメーカーが多いのですが、調べることができたものを報告いたします。

天然水からRO水を作っているウォーターサーバー会社

まずは天然水を逆浸透膜(RO膜)でろ過して、RO水を作っているウォーターサーバーの会社を見ていきましょう。

コスモウォーターのRO水

コスモウォーターのRO水は、富士ボトリング工場、京都ボトリング工場の2か所から採水された水が原水となっています。

ウェブサイトには、「プラスプレミアムには、水道水は一切使用しておりません。」と記載されています。

富士ボトリング工場、京都ボトリング工場の2か所から採水された水を原水とし、その水を逆浸透膜でろ過した水が、「プラスプレミアム」として利用されています。

アルピナウォーターのRO水

アルピナウォーターのRO水は、北アルプスの天然水を原水としています。

具体的には、北アルプスの標高1220メートルにある、水源地としては日本でも指折りの高さを誇る矢沢水源が採水地となっているようですね。

水道水からRO水を作っているわけではないようです。

アルピナウォーターでは、この北アルプス天然水を逆浸透膜でろ過した「ピュアウォーター」のみの取り扱いとなっているようです。(逆浸透膜でろ過した水のみ取り扱っています。)

ハワイアンウォーターのRO水

ハワイアンウォーターのRO水は、25年をかけてハワイの溶岩石でろ過された、ハワイ州政府によって保護された場所にあるオアフ島の天然の地下水が原水となっているようです。

日本では珍しい、外国の天然水を利用したウォーターサーバーとなっています。

このハワイオアフ島の天然地下水を原水とし、その天然水を逆浸透膜でろ過した水が、「ハワイアンウォーター」「ピュアハワイアンウォーター」として利用されています。

水道水からRO水を作っているわけではないようです。

TOKAIのRO水

TOKAIのRO水は、日本の屋根である北アルプスに降った雪が、天然のフィルターである山々や砂地を通ってろ過されてできた湧水がが原水となっています。

この北アルプスの天然水を原水とし、その天然水を逆浸透膜でろ過した水が、「ピュア純水」として利用されています。

水道水からRO水を作っているわけではないようです。

フレール 千里の命水のRO水

フレール 千里の命水は、大阪・千里丘陵の山と安威川水系のミネラルをたっぷりと含む天然水が原水となっています。

安威川水系は、アサヒビールやコカ・コーラの製造プラントがあることでも有名ですね。

この大阪・千里丘陵の山と安威川水系の天然水を原水とし、その天然水を逆浸透膜でろ過した水が、「千里の命水」として利用されています。

水道水からRO水を作っているわけではないようです。

カープ応援水 天上山のRO水

カープ応援水天上山のRO水は、広島県の名勝及び自然環境保全地域に指定されている「石ヶ谷渓」の伏流水を原水としているようです。

広島カープを応援するウォーターサーバーとちょっと特徴のある会社ですが、広島県の「石ヶ谷渓」の伏流水を原水とし、その天然水を逆浸透膜でろ過した水が、「カープ応援水 天上山」として利用されています。

水道水からRO水を作っているわけではないようです。

原水が天然水と水道水で違いがあるのか

ところでRO水の原水が、天然水と水道水とでは違いがあるのでしょうか。

RO水が作られる過程

RO水は、逆浸透膜(RO膜)を利用して作られる水のことで、0.0001ミクロンの超微細孔のフィルターにより、ウイルス・雑菌などの不純物をろ過してできた水のことです。

逆浸透膜(RO膜)でろ過をすると、ほとんど純粋といってもいい水ができます。

水道水から作られたRO水

多くのウォーターサーバーのメーカーでは、水道水からRO水を作っていますが、天然水から作ったRO水と違いがあるのでしょうか?

正直なところ、ほとんど違いはないと思います。

逆浸透膜(RO膜)のすごさは、ほとんどの不純物をろ過してしまうところなので、出来上がった水(RO水)に違いはほとんどないといえるでしょう。

ただ逆浸透膜(RO膜)でもろ過できない「トリチウム」のような物質もあります。

まあごく少量の「トリチウム」が人体に影響があるとも思えないのですが、逆浸透膜(RO膜)ですべての物質をろ過できるわけではないということも事実です。

水道水に必ず「トリチウム」が含まれているというわけではないのですが(通常は水道水のトリチウム検査は行われないのでわからないのです)、不安のある方は天然水から作られたRO水を利用するといいのかもしれないですね。

もちろん「トリチウム」はもともと自然界に存在するものなので、天然水に含まれている可能性も否定できませんが、自然界に由来する「トリチウム」を気にする必要はないと思われます。

まとめ

RO水の原水は、水道水なのでしょうか?天然水なのでしょうか?

これはウォーターサーバーメーカーにより違いがあり、コスモウォーター・アルピナウォーター・ハワイアンウォーター・TOKAIなどのメーカーは、天然水からRO水を作っているようです。

それでは水道水から作られたRO水と、天然水から作られらRO水に違いはあるのでしょうか?

ほとんどないと思います。

逆浸透膜(RO膜)は、ウイルス・雑菌・トリハロメタン・放射性ヨウ素・セシウムなどほとんどの不純物をろ過してしまう能力があるので、できた水(RO水)にほとんど違いが見られないと思います。

ただ逆浸透膜(RO膜)でもろ過できない「トリチウム」といった物質もありますので、原水により違いが出てくる可能性もあるでしょう。