「ウォーターサーバーと浄水器の違いがわからない。結局どっちを選べばいいの?」

水道水には不安があるので直接飲みたくはないけど、ウォーターサーバーと浄水器のどちらを選んだほうがいいのかわからないという方は多いようです。

ウォーターサーバーと浄水器をいろいろな視点からその違いを比較してみました。

ウォーターサーバーと浄水器の水の違い

ウォーターサーバーと浄水器の大きな違いといえば、「水」に違いがあるでしょう。

ウォーターサーバーの水

ウォーターサーバーの水は「天然水」と「RO水」の2種類に分けることができます。

天然水とは

ウォーターサーバーでは、各メーカーでいろいろ特色のある天然水が利用されています。

採水地としては、「富士山」の天然水を利用しているメーカーが多いですね。

その他にも、「南アルプス」「北アルプス」「京都」「島根」「大分日田」「熊本阿蘇」、また海外の「ハワイ」を採水地にしたものなど、いろいろな天然水を選ぶことができるのはうれしいですね。

天然水の採水地で、メーカー選びをする方もたくさんいるようです。

RO水とは

RO水とは、逆浸透膜(RO膜)によりろ過された水のことです。

この逆浸透膜(RO膜)は、0.0001ミクロンという非常に微細な孔のフィルターなので、ほとんどの不純物をカットしてくれるのですね。

その結果、硬度がほぼ0の「純水」に近い水が出来上がるのです。

ウォーターサーバーの各メーカーでは、このRO水の原水として「水道水」「天然水」「地下水」などを利用しているようです。

RO水の原水にこだわる方は、「天然水」や「地下水」を原水としたRO水を選ぶという方法もありますね。

浄水器の水

浄水器の水は、その原水が100%水道水ということになります。

その水道水をいろいろな方法で、ろ過するのですね。このろ過をする方法(フィルター)には、いろいろな種類があります。

不織布

織ることなく作られた布のことで、濾過の前段階に利用されることが多いです。

赤さびなどを除去する効果がありますが、濾過能力はそれほど高くありません。

活性炭

木炭やヤシ殻などが活性炭として利用されます。

活性炭は内部にいくつもの孔があり、その孔(隙間)に不純物を吸着することで除去することができます。

主に塩素・カルキの除去に効果を発揮します。

中空糸膜

0・1ミクロン程度の非常に細い糸で出来ているフィルターです。マイクロフィルターとも呼ばれます。

中空糸膜という名前の通り、中がストローのように空洞になっている糸を利用しており、その空洞の壁面の孔に不純物を閉じ込めて除去することができます。

0.1ミクロンまでの細菌などの除去に効果を発揮します。

イオン交換材

特定の陽イオン・陰イオンを吸着して除去することができます。

すべてのイオンに効果があるわけではなく、それぞれのイオン交換材ごとに吸着できる物質、できない物質があります。

例えばゼオライトは、放射性物質の除去に効果がありますが、すべてのイオンを除去するわけではありません。

逆浸透膜(RO膜)

逆浸透膜はRO膜とも呼ばれ、非常に高いろ過能力を持っています。

RO膜は、0.0001ミクロンの細かい孔で出来たフィルター(膜)なので、ほとんどの不純物を除去することができます。

できた水(RO水)は、純粋に近い水といえるでしょう。

基本的にウォーターサーバーで利用されているRO水と同じものと考えていいのですが、家庭用逆浸透膜浄水器の場合、水圧が低いと不純物の除去率が低下してしまうので注意が必要となります。

以上のように浄水器にもその濾過方法でいろいろな種類があります。

正直なところ家庭用の逆浸透膜浄水器以外の浄水器は、その濾過能力に限界があると思われます。

水道水をきちんと浄水したいと考えるなら、家庭用の逆浸透膜浄水器を選ぶ必要があるのではないでしょうか。

設置スペース

次にウォーターサーバーと浄水器の設置スペースについて比較していきましょう。

ウォーターサーバーの設置スペース

ウォーターサーバーの設置スペースは、まずサーバー本体を設置するための場所が必要となりますね。

多くの場合はキッチンに設置すると思いますが、縦横は30cm程度、高さは120cm程度のスペースが必要となるでしょう。

コンパクトな卓上型のウォーターサーバーなら、高さが70cm程度なので、キッチンカウンターやテーブルの上に設置することもできるのでスペースについての心配はそれほど必要ないのかもしれませんね。

またサーバー本体以外に、水の設置スペースについても考えておく必要があります。

宅配水は、基本的に2本がワンセットで届けられるので、水の設置スペースも必要となってきます。

浄水器の設置スペース

蛇口取り付け型やビルトイン型の浄水器の設置スペースはあまり考える必要はありませんね。

ただシンクに取り付ける据え置き型の浄水器は、シンクに設置スペースが必要となります。

定期的にカートリッジを交換する必要があるので、シンク内のぎりぎりに設置してしまうと、カートリッジ交換に手間取ることがあるので注意が必要です。

利便性

次にウォーターサーバーと浄水器の利便性について比較していきましょう。

ウォーターサーバーの利便性

ウォーターサーバーを利用する理由として最も多いのは、「便利だから」ということです。

すぐに冷水・温水を使うことができるのは何より便利なことですからね。

ですのでウォーターサーバーの利便性はかなりの高得点をあげてもいいのではないでしょうか。

浄水器の利便性

浄水器は利便性を求めて設置するものではないですからね。基本的には綺麗な水を利用するために設置するものです。

ですので浄水器の利便性はそれほど高くありません。

特に逆浸透膜浄水器などは、きれいな水を作ることができる代わりに水流が低いので、利便性は正直なところ悪いです。

利便性を求めるならウォーターサーバーを利用したほうがいいといえるでしょうね。

コストパフォーマンス

次にウォーターサーバーと浄水器のコストパフォーマンスについてみていきましょう。

ウォーターサーバーのコストパフォーマンス

ウォーターサーバーの天然水は、正直なところ割高であるといえるでしょう。

最近は2リットルのペットボトルの水が非常に安い値段で販売されています。それと比べてしまうと割高であると言わざるを得ません。

しかし冷水と温水をすぐに使えるウォーターサーバーというのは、その水の価格を上回る便利さがあります。

水の価格も500mlで80円前後と、500mlのペットボトルを購入するよりはかなり安くなっています。

RO水ならさらに安く、500mlで50円前後となっています。

ウォーターサーバーを利用している多くの家庭では、毎月3000円~6000円程度の利用料金を支払っているそうですが、携帯電話の利用料金などと比べると、非常に安いといえるのかもしれません。

1日100円~200円で、家族全員がおいしくて安全な水を便利に利用できていると考えると、実際に安いのかもしれませんね。

浄水器のコストパフォーマンス

浄水器は一度購入すれば10年間ぐらいは利用することができるでしょうか。

ただ購入費以外に、定期的なカートリッジの交換が必要なのでカートリッジ交換費が必要となることを忘れずに置きましょう。

浄水器の水をたくさん飲んだり、料理に使ったりする場合は、コストパフォーマンスもよくなると思います。

しかし浄水器を取り付けたものの、やはり水道水を飲むことにためらいがある等の理由であまり水を飲まない場合は、コストパフォーマンスが悪くなってしまうかもしれません。

このようにたくさんの水を飲む方にとっては、浄水器のコストパフォーマンスはいいと言えるでしょう。

水のおいしさ

次に、ウォーターサーバーと浄水器の水のおいしさについて比較してみましょう。

ウォーターサーバーの水のおいしさ

ウォーターサーバーのメリットは何といっても便利さと水のおいしさでしょうね。

富士山・京都などいろいろな場所で採水された天然水を飲むことができるので、水のおいしさは間違いのないところでしょう。

RO水でも、水道水を原水としているものだけでなく、天然水を原水としたRO水も安価で提供されています。

おいしい水を飲みたいのなら、ウォーターサーバーを選ぶといいのではないでしょうか。

浄水器の水のおいしさ

浄水器の水においしさは求めていませんよね。水道水をきれいにしてくれることを求めているでしょう。

浄水器にもいろいろな種類がありますが、逆浸透膜浄水器以外の浄水器は、正直なところ濾過能力がそれほど高くないので、できた水に不純物がたくさん混ざっていることは事実です。

もし本当にきれいな水を飲みたいと考えるなら、家庭用の逆浸透膜浄水器をおすすめします。

ただ、家庭用の逆浸透膜浄水器はミネラル分も除去してしまうので、おいしい水とは言えないのかもしれないですね。

まとめ

ウォーターサーバーと浄水器ではいろいろな違いがあります。

ウォーターサーバーの一番のメリットは、その便利さとおいしい水が飲めるということでしょう。

浄水器の一番のメリットは、手軽に水道水を浄化できるということでしょう。

逆にウォーターサーバーのデメリットとしては、やはり毎月3000円~6000円程度のコストが必要となってしまうということでしょうか。

浄水器のデメリットとしては、家庭用の逆浸透膜浄水器でないと水道水をきちんと浄化できておらず、その逆浸透膜浄水器も価格の高さやカートリッジ交換費の高さなどいろいろなデメリットがあります。

最近は、毎日100円~200円で家族がおいしい水・安全な水を利用できるという理由から、ウォーターサーバーの利用が増えてきているのですね。

確かに、一人5000円以上必要なスマホの料金に比べると、ウォーターサーバーの便利さは安いものといえるのかもしれませんね。