水道水は安全なのか危険なのかということについて悩んでいる方は多いと思います。

それほど深刻に悩んでいなくても、最近では40%もの人が直接水道水を飲むことに抵抗を感じるというデータも出ているようです。

それでは水道水は安全なのでしょうか危険なのでしょうか。見ていきたいと思います。

水道水には塩素・トリハロメタン・鉛などの物質が含まれています。それぞれの危険性について見ていきたいと思います。

残留塩素は危険なの?

水道水は、川の水や湖の水などを浄化施設で浄化したあと私たちの家庭に届きます。川の水を使っている限り浄化が必要で、その浄化のために日本では塩素が使用されます。

私たち家庭の水道の蛇口から出てくる水は、1リットル当たり0.1mg以上の残留塩素の濃度を保持していることが法律によって義務づけられています。

ですので水道水に塩素が含まれているのは当然で仕方のないことなのですね。

水道水に含まれる塩素は通常人間に影響を与えない程度の濃度なので、あまり気にする必要はないのですが、まったく害がないかというと何とも言えないのが正しいところでしょう。

日本の水は世界的に見ても非常にきれいな水なので、もちろんそれを飲料水にしたからといってすぐに何か影響があるということはないと思います。

ですが残留塩素があるということは事実なので、取り除けるなら取り除いた後に飲みたいものですね。

※水道水の塩素については詳しくこちらの「水道水の塩素は危険なのか?」もチェック

トリハロメタンとは?危険性は?

水道水には、トリハロメタンという物質が少量ですが含まれています。

このトリハロメタンという物質は、発がん性があるのではないかと疑われている物質なので、できる限り取り除いた後に水道水を飲みたいものです。

もちろん水道水をそのまま飲んでもトリハロメタンの含有量はごくわずかなので、人間に影響を与えない程度の数値で問題はないようです。

水道水に含まれるトリハロメタンは、化学式的にはほとんどがクロロホルムとなっています。クロロホルムは麻酔薬として有名ですが、これは劇物に当たるのでWHO(世界保健機構)ではその含有量の上限を「0.2mg/L」に設定しています。

日本の水質基準ではWHO(世界保健機構)の基準よりもさらに厳しく、その含有量の上限を「0.06mg/L」としていますので、一応の安全性は確保されているといえるでしょう。

ただ塩素と同じくトリハロメタンもできれば体内に入れたくないものなので、できるだけ取り除いた後に飲むことが好ましいでしょう。

鉛が水道水に含まれているの?

鉛が水道水に含まれていることがあると聞いて驚く方は多いと思います。

水道水は水道管を通って家庭に運ばれてくるのですが、昔は多くの水道管が鉛管という鉛でできた水道管となっていました。

この鉛の水道管からはじわじわと鉛が溶け出してしますそうです。

最近はこの鉛の水道管の危険性が提唱されてきたので、水道管の置き換えも進められているのですが、全国の家庭のうち4件に1件はいまだに鉛の水道管が残されているようなのでまだまだ危険にさらされている家庭は多いようです。

特に鉛の水道管がまだ使われている家庭は、長い間水道管の中に水が滞留してしまう朝一番の水は少し捨ててから使ったほうがいいようです。水道管に鉛が溶け出しているリスクが大きいですからね。

まとめ

水道水に含まれる塩素・トリハロメタンの危険性は、通常水道水を飲むことにおいては直ちに危険性はないと思われます。

しかしながら、塩素・トリハロメタン・鉛は体に害を及ぼす可能性が高いので、できる限りそれらを取り除いた水を飲むほうが好ましいと思われます。